理容業界事情

我々の理容業界に、低料金のビジネスモデルが出たのは、もう25年前になるだろう。
総合調髪と呼ばれ、カットして、お顔そり、シャンプーして従来4,000円くらいだったのが、1,800円位で、一挙に半額です。
そして、デフレ時代の申し子的なQBハウスのカットサロンチェーン店が登場。カットのみ
で1,000円。凄まじい価格破壊で、デフレ不況の中猛烈に店舗数を伸ばし、お客様も従業員も奪い取ってしまいました。
価格が4分の1になった商品や技術サービスが他にあるだろか?
私は見つけられません。

原因は、ただただ消費者ニーズだけでしょう。
単に髪を短くするだけの機能的ニーズなら、低価格の方が良いに決まっています。

そして今、新たな展開を迎えています。
男性のファッションそのものに変化が見られているのです。少子高齢化が進む中、男性が
結婚しなくなってきたためにお洒落な中年男子、年の頃では35歳から50歳位までの男たち
が増えてきていると思います。昔は美容室に行っていたが、髪の毛のボリュームがなくなりサイドの髪の毛の膨らみが目立つ様になり、また社会的地位も高くなることから
ショートヘアの傾向になり「フェードスタイル」という新たなモードが生まれてきてます
そしてなんと、美容師さんが理容師の免許を取り出しています。

厚生労働省の調査では、前年度より増加しているのです。
平成27年3月末現在の従業理容師数は23万1,053人で前年より2,991人減少している。また平成27年度中に新たに理容師免許を取得したものは、1,611人であり、前年度より増加している。
一方で、美容師数は49万6,697人で前年より9,061人増加している。新たに取得したものは
19,005人であり、前年より増加している

理容店舗数は、平成27年3月末現在、12万6,546施設で前年対比1,2%の減少
美容店舗数は、23万7,525施設で前年対比1,5%増加となっている




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